海水魚の飼い方

海水魚を飼うときに必要なもの

海水魚を飼うときに必要なもの  
海水魚を飼うときに熱帯魚と最も違うところは飼育水が海水というところです。また、小型水槽でも十分飼育は可能ですが、海水魚、特に無脊椎動物は水温をはじめ水質の急な変化に弱いので比較的大型の水槽設備でクーラーをはじめ水質をコントロールできる専用の器具類を用意する場合が多い様です。
1. 水槽
小型の水槽セットでも飼育生物の種類・大きさ数などに気をつければ飼育は可能ですが、できれば大型水槽のオーバーフロー加工の施された水槽を用意するほうがより良いでしょう。
2. 人工海水
淡水に適量を溶かすだけで海の水を作ることの出来る人工海水が各メーカーから販売されています。最近では海洋深層水などの天然海水も定番となってきました。
3. 比重計
人工海水を溶かすとき適切な海水濃度になっているかを計る器具。プラスチック製の比重計、ガラス製のボーメ計などがあります。
4. 濾過槽・フィルター
小型水槽では海水に対応した外掛け式や外部・上部フィルターなどでOKです。
大型のオーバーフロー水槽では、それに対応した濾過層が必要です。
また、インテリア性も考慮して水槽台はキャビネット台を用意すると、より海水魚飼育を楽しめます。
5. クーラー
海水魚や無脊椎は夏場の高水温に弱いので水槽用クーラー(小型水槽の場合はクールファン)など高水温を回避する為の器具が必要となってきます。
6. 照明
照明灯具は、蛍光灯、メタルハライドランプ、LEDなどいろいろなものが販売されています。水槽の大きさや飼育生物にあわせ適切な照明を選びます。
6. 底砂
海水魚飼育の場合、砂はサンゴ砂を使用する場合がほとんどです。サンゴ砂は主に自然界のサンゴの骨格が砕けて砂状になったもので、炭酸カルシウムが主成分で、水質が酸性側に偏ると溶け出して弱アルカリに保つ作用があります。
飼育システムにより飼育層の砂の厚さは異なります。 また、粒の大きめのサンゴ砂は濾材としても使われます。
海水魚の飼い方  
1. 水槽をセットする。大型の水槽システムの場合は配管などの技術が必要となります。ショップにセットアップを依頼するとよいでしょう。
2. 海水を作る。人工海水のもとを適量淡水に溶かします。塩は水に溶けにくいので、大きなバケツなどの容器でよく混ぜながらあらかじめ人工海水を溶かしてから水槽に入れます。
特に、大型の水槽システムの場合、淡水を張ってシステムが正常に稼働しているか確認してから海水を用意します。
3. 海水を溶かしたら比重を確認して水槽に入れます。
4. 必要な量の海水を水槽に張り終わったら、ポンプなど作動をさせ正常に稼働しているか確認します。
5. 数日運転して問題がないようであれば、生体を導入します。好みの生体を、相性や成長したときのサイズなどを考慮して少しずつ入れていきます。
6. ショップから買ってきた魚を水槽に放す時は、必要に応じ2~3日メンテナンス(薬浴などの処理)をします。
7. 日常管理:水槽の水は蒸発などによって減ってゆきます。特にオーバーフロー式の水槽では水が減ると揚水ポンプが空気を吸い込んだり空回りして、飼育生物に大きな影響を与えますので、まめに濾過層の水位を確認して、減っていたら水を足すようにします。また、空回りはポンプの故障の原因となります。
また、比重・PHのチェックはまめに行いましょう。
8. 水換え・掃除:水槽面のコケ掃除や定期的な部分水換えをします。間隔は月に1~2回程度必要に応じ、2~3割程度の飼育水を交換します。これには飼育水に溜まった老廃物を取り除く事と消費された微量成分を補う効果もあります。また、水換えの時には比重は必ずチェックしましょう。